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市況概況

市況概況 後場寄り

2012年04月26日

◎TOPIXは811.08ポイントの1.59ポイント高、日経平均は9,564円の3円高。ファナックは設備投資を極力抑制して、リスクの低い高採算のFA部門でマージンを稼いできたが、状況が変わりつつあるとUBS証券では解説。


・12時41分時点のTOPIXは811.08ポイントの1.59ポイント高、日経平均は9,564円の3円高。
 昨日の米国のFOMC(連邦公開市場委員会)で最適な利上げ時期について、2016年と予想するメンバーがいなくなり、2014年と予想するメンバーが前回の5人→7人に増え、2014年末時点での政策金利を1%以上にすべきだと考えているメンバーも、前回の8人→10人に増えました。
 そのため、量的緩和第3弾の実施の可能性が遠のいたと受け止められ、27日の日銀金融政策決定会合も追加緩和への期待が強いのでゼロ回答はないとしても、緩和策は小規模にとどまるのではないかと見られています。

 民主党の小沢元代表に対する政治資金規正法違反の裁判で東京地裁は無罪判決を言い渡したため、消費税の引き上げに反対する小沢系議員の勢いも増し、6月21日までの通常国会で消費税引き上げ法案が成立せず、野田首相が辞任に追い込まれるかもしれないということも警戒されています。

 東京株式市場ではファナック(6954)が値下がりしていますが、第4四半期(1~3月)の受注高が1,315億円(前年同期比2%減)と9四半期振りにマイナス転換したことがマイナス視されました。
 UBS証券はファナックの投資判断を「Sell」で、目標株価12,000円の継続と解説していますが、2015年3月期の売上高1兆円目標に対する期待と不安を紹介しています。
 ファナックは2015年3月期の売上高1兆円達成に向けて、設備投資を積極化し、前期457億円(過去最高)に続いて、今期もロボドリル月産能力5,000台へ向け同程度を行なう予定のようです。今までファナックは設備投資を極力抑制して、リスクの低い高採算のFA部門でマージンを稼いできましたが、状況が変わりつつあると指摘しています。

 エフ・シー・シー(7296)が今期の営業利益計画は前期比18%増益の130億円と、アナリスト予想平均の139億円を下回ったため売られました。二輪車向け比率が高く、今期の増益率は四輪車主体の他の自動車部品メーカーと比べ、見劣りすることや、インドネシアで6月15日から二輪車に頭金規制(金融会社で20%)が導入されるため、需要が減速すると警戒されています。

 一方、レーザーテック(6920)は野村証券から、ファウンドリ恩恵銘柄の筆頭候補と紹介され、投資判断を「Buy」継続で、目標株価を1,759円→2,135円に引き上げられたことで値上がりしました。
 半導体用マスク検査装置は、ほぼ全てファウンドリライン向けと推定し、追加の半導体用マスク検査装置の受注を受け取っている可能性があると解説しています。

 半導体業界では競合企業から顧客を奪っていることや、台湾最大手ファウンドリのTSMCが設備投資の大幅上方修正を計画していて、韓国のサムスン電子もファウンドリ部門の製造能力引き上げのために大型投資を継続しているので、恩恵を受けることを紹介しています。

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