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市況概況

午前10時の市況概況

2012年04月16日

◎TOPIXは806.34ポイントの9.14ポイント安、日経平均は9,494円の143円安。値下がり銘柄が支配的でツガミも好業績は織り込み済みという見方で下落。一方、シャープは新型液晶パネルで反発。



・10時17分時点のTOPIXは806.34ポイントの9.14ポイント安、日経平均は9,494円の143円安。東証1部市場の値上がり銘柄数は274、値下がり銘柄数は1,208。出来高は4億7,254万株、売買代金は2,866億円。
 JPモルガン証券ではスペインは地方政府の財政状況に関する中央政府の管理能力が問われていると解説しています。
 先週成立した財政安定化法は2020年までに財政の基礎収支を均衡させ、政府債務対GDP比率を60%まで低下させることを目標としていますが、懸案だった教育と医療費の支出権限を中央政府に戻す案は議会の同意を得られなかったので、既得権益の変更がいかに困難かを物語っていると紹介しています。

 先月行われたアンダルシア地方選挙もラホイ政権と人民党の求心力低下が鮮明になっていて、緊縮財政に反対する野党の勢力が強まっているので先行き予断は許されないそうです。
 市場の混乱が拡大すれば、LTRO(3年物資金供給オペ)の第3弾やSMP(市場を通じる国債購入)を実施するだろうとの見方が強いですが、ECB(欧州中央銀行の中には、スペイン政府は市場の圧力に直面して初めて財政規律重視に動くとの見方もあり、ECBが早期に市場安定化に向けてこれらの対策を実施するためのハードルは高いと論評しています。

 東京株式市場では値下がりしている銘柄が支配的で、工作機械メーカーのツガミ(6101)はスマートフォンの製造用向け受注が好調で2012年3月期の営業利益見通しを36億円(前期比3.5%減)→40億9千万円(前期比9.6%増)に上方修正しましたが、これまでもアナリストレポートで好調と評価されてきたので、相場が下落する中での浮揚力はなく、売られています。

 ワイエイシイ(6298)は2012年3月期末に予定していた大口の液晶関連装置などの売上が翌期にずれ込み、営業利益見通しが8億5千万円(前期比21.6%増)→1億8千万円(前期比74.2%減)に下方修正されたことで売られました。

 一方、シャープ(6753)は酸化物半導体を世界で初めて採用し、従来の液晶パネルに比べて画素数は4倍で画質は良くなりますが、消費電力は約5分の1~10分の1で済む省エネ性能を大幅に向上させた新型の液晶パネルの本格生産を開始したと発表したことで反発しています。

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