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投資信託を知ろう

ファンド選び5つのチェックポイント

2010年03月31日

ファンドを選択する際に注意したいのは、まずリスクをおかして大きな儲けを狙うのか、あるいは安定した投資先に長期間投資して地道に資産を膨らませていくか、自分の目標を見定めることです。目標が異なれば選ぶべきファンドも変わります。誰にとっても最適な選択はないのだと心得て、以下のチェックポイントを確認していきましょう。



1. ファンドのカテゴリーを理解する。
 ファンドは、投資の対象が株式か債券か、日本株か海外株か、あるいは、それらの選択をバランスよく分散させているのかどうかで、いくつかのカテゴリーに分けられます。また、投資対象の幅が狭いファンドほど値動きが激しく、海外型でも北米やユーロを対象としたファンドと、新興国を対象としたファンドでは、性格が異なります。自分が投資したいカテゴリーはどこにあるのかをまず見定め、その後改めて同じカテゴリーの中で具体的なファンドを選択するようにしましょう。


2. 純資産総額は多すぎず少なすぎずが扱いやすい。
 ファンドに集まった投資資金の合計が大きいほど、多くの人が購入した人気の高いファンドであることは間違いではありません。ただし金融機関が広告力や営業力で認知度が高いだけのファンドという可能性もあります。運用が好調ならともかく、実績ゼロからスタートする新規設定ファンドで総資産額が大きい場合は、ファンド自体の魅力から買われているのではない可能性もあるので注意が必要です。一方、純資産総額が少なすぎるファンドも、運用の自由がない、大量の解約が出ている、などの問題が発生している可能性があるので、初心者は避けた方が無難です。


3. ベンチマークでファンドの運用を評価。
 「ベンチマーク」とは、ファンドの成績を測定する基準値のことです。たとえば、日本株全般を対象にしたファンドの基準値は、日経TOPIXの騰落率。日経TOPIXが1年間で10%上がった場合、ファンドが同じく1年間で5%しか利益を出せなかったとしたら、そのファンドは「あまり運用がうまくなかった」と判断できます。逆に1年間で20%の利益を出したとしたら、そのファンドは「運用がうまい」と、判断できる訳です。ファンドのベンチマークは目論見書や運用報告書に明記されていることがほとんどです。あらかじめ確認するクセをつけて、できるだけ運用のうまいファンドを選ぶよう心がけましょう。


4. シャープレシオでファンドのリスクを評価。
 「シャープレシオ」とは、ファンドのリスクに見合ったリターンが出ていることを確認するための評価方法。結果的に同じ利益を出したとしても、そこに至る過程で大きく儲かったり大きく損を出したりと振り幅の大きなファンドに比較して、安定した利益を継続して積み重ねたファンドの方が、シャープレシオの高いファンド、つまり、リスクの少ない良いファンド、ということになります。


5. 信託報酬の少ない会社を優先して選ぶ。
 投資信託のコストには、「販売手数料」と「信託報酬」があります。販売手数料は販売者である証券会社や銀行、郵便局に払うもので、基準価額の0~3%が一般的。手数料が不要の「ノーロード」サービスの投資信託もあります。信託報酬は、資産運用するファンド・マネージャーに支払う対価で、安いファンドでは0.4%前後、高いファンドでは1.8%前後までと幅があります。国内で運用するファンドよりも海外投資商品も運用に含めるファンド、ベンチマークに連動した収益を目指すファンドよりもベンチマークを上回る収益を上げるべく積極的な運用を行うファンドの方が高額になる傾向があるようです。販売手数料は、購入時に1度だけ支払いますが、信託報酬は日割りで差し引かれていくコストです。長期保有をした場合、後々大きなコストとなる信託報酬が安いファンドを選べば、ムダなコストを削減できるでしょう。
※販売手数料と信託報酬の目安は2010年1月に運用中の各ファンドの実例から参照したものです。各ファンドの方針や経済状況により一般値、平均値は変動しますのでご注意ください。

最終的な投資判断はご自身でお願いします。
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